大相撲九州場所で大関・琴櫻が初優勝した。2024年初場所後に大関昇進、その後は安定して勝ち星をあげるものの大事なところで勝ちきれずあと一歩優勝に届かない日々だった。その間に尊富士や大の里といった年下の力士が優勝を経験、大関として期待された姿を見せることができなかった。2024年締めくくりとなる九州場所で琴櫻は躍動、14日を終えわずか1敗と圧倒的な強さを見せる。千秋楽の相手は豊昇龍でじつに21年ぶりとなる大関同士の千秋楽相星決戦となり歴史的な一戦を制した琴櫻が見事初優勝。琴櫻は祖父と父も力士という偉大なDNAの持ち主。父は元関脇・佐渡ヶ嶽親方、祖父は第53代横綱の琴櫻。初優勝で横綱昇進に王手をかけた琴櫻、憧れの祖父まであと一歩で来場所は相撲人生をかけた戦いに挑む。