愛媛県が開発した「紅まどんな」」は、県内だけで栽培されている高級かんきつで糖度が高くゼリーのような食感が特徴で贈答用としても人気がある。松山市にあるJAえひめ中央の堀江選果場ではきょうから出荷に向けて、果実を品質によって選別する作業が始まった。「紅まどんな」は厳しい品質基準が定められていて、職員らは糖度や大きさ、傷があるかないかなどを調べるセンサーを通った果実を1つひとつ手にとって箱詰めにしていた。JA全農えひめによると今年の生産量は、去年に比べて3%多いおよそ4,600トンと見込んでいて、夏以降に雨が少なかった影響で全体的にやや小ぶりなものの糖度は高く、品質は良いという。販売はあさって解禁され、来年1月ごろまで続き、東京や大阪など全国に出荷されるほか、県内のJAの直売所やデパートでも販売される。