今年8月の記録的大雨では特別警報が発表された霧島市と隣接する姶良市を中心に土砂災害や建物の浸水被害が相次ぎ、鹿児島大学の研究者で作る調査団が被害が起きたメカニズムなどを調べている。このうち霧島市国分敷根で発生した土砂災害では土砂が山ふもとに設置された擁壁を破壊し、住宅や県道に流れ込んだ。調査団の団長をつとめる農学部の寺本行芳教授によると山上部で「表層崩壊」と呼ばれる現象が起きていたことに加え、過去に山肌が崩れてふもとに積み重なっていた岩などの堆積物が雨水で押し流されたことで被害が拡大したとみられることが分かったという。
