非常に強い台風10号はゆっくりと九州へ近づいていて、週末にかけて西日本や東日本に大きな影響を与える恐れがある。非常に強い台風10号は、歩くくらいの速さで奄美大島の東を進んでいる。あすにかけて、種子島・屋久島の西をゆっくりと北上して九州へ近づく。そのあと、東寄りに進路を変えて、金曜日から日曜日は西日本と東日本を縦断し、月曜日には東北付近へ進む予想になっている。予想される風の強さは奄美と九州南部で70メートル、予想される雨の量はあすの朝にかけて九州南部で500ミリ、奄美と九州北部で300ミリ、あさっての朝にかけて九州南部で600ミリ、九州北部で500ミリなどとなっていて、さらに週末にかけて雨の量は増える見込み。また、奄美地方、鹿児島県、宮崎県では、あすにかけて線状降水帯が発生し、大雨が続く恐れがある。暴風や大雨による大きな災害に厳重な警戒が必要。