この週末に実施したJNN世論調査では岸田内閣の支持率は26.9%と、依然低い水準に留まった。一方、自民党の中で次の総裁にふさわしい人について聞いたところ、岸田総理は7位に留まり石破氏が1位に。2位にランクインしたのは小泉元環境相。この週末は南相馬市で福島第一原発の処理水の安全性をアピール。総裁選について、小泉元環境相は「党の現状に対して地方の不満が相当に寄せられていることは事実。そういったことをどのように払しょくできるかすべきことをしっかりと考えていきたい」とした。また、茂木幹事長は岸田総理の地元・広島を訪問。河野デジタル大臣や小林前経済安保担当大臣らも街頭演説や講演を行った。こうした中、9月の自民党総裁選で注目されるのは安倍派の動向。安倍元総理の銃撃事件から2年となるきょう、安倍家の墓がある山口県長門市に安倍派の衆院議員たちが集まった。奈良市の銃撃現場では安倍派の参院議員らが黙とうした。このうち数十人が自民党を離党している世耕氏の案内で京都で会食をしたという。安倍氏を偲ぶ会で高市経済安保担当大臣は「私たちはまだまだ安倍総理から残された宿題あります。日本国憲法の改正、これもう必ずやり遂げましょう」と訴えたが、安倍氏を慕う保守層がどう動くのか注目される。