ソフトバンクグループはアメリカの半導体設計企業を日本円で約9700億円で買収すると発表した。買収するアンペアコンピューティングは、アメリカ・カリフォルニア州に本社を構えるAI(人工知能)向けに特化した半導体設計企業で、省エネ技術に強みを持っている。日本円で9700億円をかけ、今年後半をめどに完全子会社化する予定で、ソフトバンクグループ傘下の半導体設計大手・アームと連携し開発を加速させる考え。ソフトバンクグループ・孫正義会長兼社長は「アンペアの専門知識はアメリカにおけるAIイノベーションへのコミットメントをさらに強化するものだ」とコメントしている。孫会長兼社長は、アメリカへの巨額投資を表明していて、需要が高まる半導体開発をさらに強化していく考え。