劇団員が急死した宝塚歌劇団。先日の会見で歌劇団側はパワハラなどは無かったなどとしているが、宝塚歌劇団元スタッフの男性は演出家から日常的に暴言を浴びていたなどと証言。男性は長時間労働や休日出勤を強いられ、睡眠時間は平均4時間ほどが続いたという。辞職の際にはパワハラなどについて他言しないよう念書を書かされたとのこと。今回証言を決意した理由については「会見を見て劇団が変わる気がないと感じた。いい方向に変わってほしい。」などと話した。昨日、一連の問題の責任を取る形で阪急阪神HDの角会長が劇団員を要請する宝塚音楽学校の理事長を退任する方向で調整が進められている事が分かった。阪急と宝塚の関係について男性は「会見に出てきた3人は稽古場に顔を出すような人ではないためどっちにしろ見てない。」などと話した。宝塚歌劇団は阪急電鉄のエンターテイメント事業を担う部門の一つで、約400人の劇団員が在籍している。阪急電鉄の社員は劇団の幹部などを担っているが、現場に来る事がないため劇団内のいじめなどは把握してないという。いじめやパワハラの相談窓口は阪急の社員らが担っていて、劇団員らが簡単に訴えられない場だった。