今年9月、南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率が「60~90%程度以上」に変更された。発生確率の計算に必要な江戸時代の文献に不確実性があったためだという。計算にはプレートの隆起量が鍵になるといい、過去の文献ではその隆起量に幅があったため、幅を持たせて再度計算したとのこと。見直しを行った地震調査委員会の平田委員長は「科学的な不確実性を考慮しても発生確率自体は高い。これまでも今も大変高いという認識に変わりはない」などと話している。金子さんは「考え方によっては高いこともあり得るので備えは変わらずしっかりやっておくべき」などと話した。
