いま戻りガツオに何が起こっているのか。28年連続で日本一のカツオ水揚げ量を誇る宮城県・気仙沼漁港。番組は関係者に話を聞くと、9月末までの水揚げ量が去年は約2万7,000トンなのに対し、今年は4,168トンと8割以上減っているという。さらにその大きさは小型だという。気仙沼でカツオが獲れない理由について専門家に聞くと、南の暖かい海で生まれエサを求めて太平洋を北上するというカツオ。栄養を蓄えて南に戻る時に獲れるのが「戻りガツオ」だが、今年は北上するカツオがそもそも少なかったことが不漁の要因になっているという。今年の水揚げは厳しい状況が続くというが、いま獲れている小さいサイズの群れが大きくなって北上する可能性があり、来年の戻りガツオには期待できるという。