女子高校生がスマホで人命救助「Live119」とは?。飲食店で倒れた女性に救命措置を施したとして先週金曜日、高校2年生の田中杏奈さん(16)、宮田めいさん(17)に感謝状が贈られた。2人は先月東京・昭島市内の飲食店で女性客が食べ物をのどに詰らせたことに気づき119番通報をした。2人は消防の指示に従い周囲の大人と応急処置を施したところ、消防の指令員から宮田さんのスマホに送ったURLにアクセスするよう指示があったという。そのURLにアクセスすると、消防の指令室のモニターに宮田さんが撮影する映像が映る。このシステムが「Live119」。通報者がスマホで現場の状況を撮影し、指令員が映像を見ながら手当てのアドバイスを行う。適切な処置の結果女性は意識が戻り、会話ができるまで回復。「Live119」は通報者のスマホを使い救急の現場などを撮影し、その映像を見ながら、消防の指令員が手当てなどをアドバイスができるシステム。全国143の消防本部で運用されており、アプリなど事前準備は必要ないとのこと。「Live119」は、心肺蘇生法など緊急性が高い119番通報や音声のみでは伝えることが難しい状況の時に指令員から利用を以来される。通報者のスマホに映像送信用のURLがショートメッセージで送られてくるので、撮影中にスマホから耳を離しても指示が聞こえるようにスピーカーの設定にしてから、受信したURLをタップする。注意事項を確認し、赤いマークをタップすると、リアルタイムで映像が共有される仕組みになっている。「Live119」を利用することで指令員は、救急車が到着するまでの時間に応急措置を的確に指示できるようになる。応急措置の他にも口頭では手当の方法が分からないという通報者には、手当の方法を解説した動画を通報者のスマホに送信することもできる。他にも救急の現場だけではなく、火災直後の様子がわかることで、消火活動に向かう皆さんが、必要な機材などの判断ができる。