朝に布団から起き上がる時に注意が必要なのが「モーニングサージ」。朝目覚める頃に急激に血圧が上がることを指し、特に寒い冬の朝は布団の中と室内の大きな温度差の影響で血管が収縮して血圧がさらに上昇。これにより心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まるという。
朝の目覚めの頃に急激に血圧が上がる現象を「モーニングサージ」と呼ぶ。朝だけ血圧が高い人は正常な人と比べて心筋梗塞や脳卒中のリスクが2.47倍高いという。健康診断等で血圧が正常の人も注意が必要で、特に寒い冬の布団から出るときが危険とのこと。布団の中と室温の寒暖差で血圧が急上昇するからだという。モーニングサージが起きやすい人の特徴は、65歳以上の高齢者・血糖値が高い人・コレステロール値が高い人・アルコールを多く飲む人。朝起きて1時間以内に血圧を測り、上が135以上・下が85以上のいずれかまたは両方当てはまっていたらモーニングサージの可能性があるという。モーニングサージの予防策としては「健康な血管を維持する」、「体を内側から温める」、「質の良い睡眠を取る」の3つだという。またモーニングサージ予防に効果のある食材として「ブロッコリースプラウト」が挙げられ、動脈硬化の進行を抑制する「スルフォラファン」がブロッコリーの最大20倍含まれているという。