きょうの株の見通しについて第一生命経済研究所・藤代宏一さんが解説。日経平均予想レンジは、3万5200円〜3万5800円。今週は米国CPIと小売売上高の発表を控え日米株共に動意に乏しい中、先週の下落を少しずつ取り戻す展開を予想。ただ、米国経済への不安がくすぶる中での夏休みということもあり日中の値幅が大きくなる可能性は覚悟しておいた方がいい。日本株は短期的には安値の更新あると認識しておいた方がいいと思っている。注目ポイントは、「FRBの利下げ余力」。FRBはいざとなれば5%超利下げが可能。多少利下げが遅れて景気減速が深刻になったとしても政策対応の余地が極めて豊富にあるので景気後退圧力が跳ね返せると思う。FRBの利下げを前提にして考えた場合、ドル安円高に注意が必要などと解説した。