各陣営は今回の調査結果をどう受け止めているのか。石破さんや高市さんがポイントを上げる中で、小泉さんは失速気味となっていて小泉陣営は危機感を強めている。自民党の支持層に限った調査では高市経済安全保障担当大臣が小泉元環境大臣にわずか1ポイント差まで追い上げている。党内からは「党員は高齢の人が多く安定感のある人がいいと思われているのではないか」との声もあり、「決選投票は石破元幹事長と高市経済安全保障担当大臣というパターンがある」との見方も出ている。ANNが取材した国会議員票は石破元幹事長と高市経済安全保障担当大臣が30台半ばにとどまっていて、小泉元環境大臣は60前後と大きくリード。ただ世論調査の結果を踏まえて、選挙の顔にならないと思われれば議員票離れにつながる懸念もあり、小泉陣営は「厳しいとにかく決選に残らないと話にならない」と焦りを見せている。これに対して石破陣営は「調査結果がプラス材料になってくれると助かる」と議員票につなげたい考え。高市陣営は「議員票で石破元幹事長に負けることはない」と強気の姿勢。後半戦に入り決選投票に向けた駆け引きが激しくなっている。