EUは27日、ドミニカ共和国などと共同で、ニホンウナギなど現在含まれていないすべての種類のウナギを、絶滅のおそれがある野生生物の国際取り引きを規制するワシントン条約の対象に加えるよう求める提案書を条約の事務局に提出した。提案は、今年11月からウズベキスタンで開かれるワシントン条約の締約国会議で議論されることになる。会議で提案が認められれば、ニホンウナギなどは規制の対象となり、国際取り引きには輸出元の当局が発行する許可書が義務づけられることになる。これに先立って小泉農林水産大臣はきのう、「十分な資源量が確保されている」として、EUの提案に反対するよう各国に働きかけていく考えを示した。