自民党総裁選はきょう告示され、来月4日に投開票が行われる。党員投票も含めた、いわゆる「フルスペック型」で実施され、国会議員票295票と党員票295票の合わせて590票を争う。1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には上位2人による決選投票となる。すでに出馬表明している茂木前幹事長と小林元経済安全保障担当大臣、林官房長官、高市前経済安全保障担当大臣、小泉農林水産大臣の5人の争いになる予定で、5人はきのうも視察や座談会を行うなどして支持を訴えた。今回の総裁選では物価高対策のほか野党との連携のあり方などが論戦の主要なテーマになるものとみられる。一方、小泉はきのう、自らが総理に就任した場合の早期の解散・総選挙を否定。「自民党の内輪もめで国会を開催できず、政策の遅れを招いてしまっていることの反省を示さなければいけない」などと述べた。茂木、小林も同様に早期の解散を否定。
