電車内で座席が空いていたら、どこに座るかというアンケートで、端に座ると答えた人が最も多く、87.6％だった。次いで多かったのが、座らないという人で、7.1％だった。最も少なかったのは、端以外に座るという人で、5.3％だった。松田は、端を選び、両サイドに人がいるより、プレッシャーが少ないことなどを理由に挙げた。ホランは、寒い時期は、両隣に人がいたほうが暖かいことから、中央付近に座り、暑い時期は、人と接すると暑くなるため、端を選ぶなどと話した。井上は、基本的に端を選ぶが、壁部分が手すり状になっている場合は、立っている人の荷物などが当たるため、端は避けるなどと話した。端の座席を選ぶ理由では、「落ち着く」「電車から降りやすい」などが挙げられた。端に座るのは、内向的な性格の人に多く、他の人となるべく関わりを持ちたくないという気持ちの表れだという。中央付近に座る理由としては、「端の席は、横に立っている人に圧迫されている感じがする」などが挙げられた。鉄道など各社では、立っている乗客などとの接触を防ぐため、高さのある袖仕切りを導入するところが増えている。新幹線の座席では、2人席の窓側が最も人気で、3人席の中央が最も不人気だった。東海道新幹線などでは、3人席の中央にパーティションを設置し、パーソナルスペースを拡大した座席が有り、指定席料金に1200円追加して利用できる。