歴代の大臣で初めて死刑執行に立ち会った人物がいる。千葉景子氏は沈黙の中で進む死刑執行に驚愕したという。実は千葉氏は元々死刑廃止論者。遺体は90年代後半まで大学に献体されるケースが多かった。法務・検察の内部文書。健康状態や再審請求の有無など死刑囚の近況が細かく報告されることになっている。執行の順番がどのように決まるのかは闇の中。最高責任者の大臣さえ、把握していない。執行の当日宣告や絞首刑は残虐だなどとして死刑囚が裁判を起こしている。金子武嗣弁護士は、その代理人の1人。金子弁護士は、法務省が情報を開示したうえでの議論が不可欠だと考えている。死刑を免れた無期懲役囚は今、どのように過ごしているのか。岡山刑務所。受刑者450人の半数が無期懲役囚。彼らは生命犯。人の命を奪い服役している。死刑と紙一重だった。全員が初犯。最高齢は93歳。全国の無期懲役囚は約1700人。終身刑化が著しく、服役年数は平均で38年を超える。凄惨な少年事件の無期懲役囚も収容されている。被害者2人。彼は1審死刑だった。死刑については「反対」という。「罪を犯した人にも生きるチャンスを与えたうえで、償いにつながる努力はさせるべき」などと話した。社会復帰に備えて体を鍛える無期懲役囚がいる一方で、高齢化は深刻。
