政治資金規正法の改正をめぐり、自民党と公明党は政策活動費の使い道の公開などについて協議した。両党は今週中の与党案とりまとめに向け、きょうも調整を続ける。自民党と公明党は7日、政党から議員個人に支出され使途公開の義務がない「政策活動費」の扱いについて協議した。政策活動費について、自民党は「調査研究費」「広報宣伝費」など項目だけを公開する案を検討している一方、公明党は明細書を作って使い道を公開するよう求めている。また、両党はパーティー券購入者の公開基準の引き下げや、使い道の公開基準が緩い政治団体への資金移動の規制についても協議した。岸田首相は「今週中にも取りまとめを行うよう協議を加速するっていうことを指示したところであり、それについては今日も幹事長に確認いたしました」と述べた。自民・公明両党の協議では距離は縮まってきているということで、今週中の与党案とりまとめに向け、きょうも調整が続けられる。