衆議院議員選挙を前に警視庁は警察署長などが出席する会議を開いた。警視庁・緒方禎己警視総監は「これまでの常識では考えられない状況が一部に見られる」として「あらゆる事態を想定内に取り込み、適切な措置をきぜんとして講じ、速やかに事態の鎮静化と正常化をはかるようにお願いする」と訓示した。また今回の総選挙は、安倍元総理大臣が銃撃された事件や岸田前総理大臣が襲撃された事件をきっかけに警備体制が強化されて以降、初めての全国規模の国政選挙にあたるとして、「事前の対策を徹底し情報を部門横断的に共有して違法行為の前兆の把握や未然防止の手だてを確実に講じてほしい」と指示した。