被爆者の話を元に描かれた肖像画。描くのは増田正昭さん。自身も両親が被爆した被爆2世。終戦後に広島市で生まれた。転機は11年前で母の死がきっかけだった。絵を学んでいた増田さんが考えたのは被爆者の肖像画を描くことだった。増田さんの製作に同行させてもらことに。向かったのは米澤重人さんのお宅で10歳の時に被爆。被爆体験を聞いた後、アトリエで米澤さんの絵を描きはじめた。声の抑揚を感じながら色をつけていく。増田さんは肖像画を通じて生き様を表現できたらいい。本当の被爆者の苦しみが語り尽くせないぐらいあるということを伝えたいと語った。