早瀬憲太郎さんは自転車競技日本代表としてデフリンピック4大会連続出場。2022年より手話によるスポーツ実況を行っている。スポーツ中継に字幕がついてもタイムラグがあるので臨場感は楽しめず、スポーツは見るものではなく、やるものだった。アスリートとして活躍するうちに「応援に来てほしい」と思うようになり、伝えたくなったという。岡山放送の篠田アナが手話実況を始めた経緯や通常の手話放送との違いを説明した。
早瀬さんがスタジオで手話実況を実演した。映像は2023年10月6日に行われたFIVBワールドカップバレーパリ五輪予選2023男子 日本×セルビアの試合。渡辺アナが音声実況した内容を手話通訳者が通訳し、早瀬は試合映像も見ながら手話で実況した。石川祐希選手は手話だと時間がかかってしまうので、早瀬が考えたサインネームを用いる。選手の気持ちを表情で表現することもあるという。実況には早瀬がアスリートだからこその視点が生かされていた。早瀬の手話実況を見たろう者から「選手に興味を持つようになり、推し選手ができた」と言われたのが嬉しかったという。早瀬は卓球やプロ野球など様々なスポーツを手話で実況。印象に残ったシーンを聞かれると、卓球の張本智和選手と答えた。張本は相手に得点されても悔しい顔をせず、称える表情を見せる。本人に会った際に伝えたら、気づいてもらえて嬉しいですと言われたという。岡山放送では2024年2月に行われた「第76回香川丸亀国際ハーフマラソン」を早瀬の手話実況で放送。早瀬は事前にコースを走って熟知していた。実況は「差が開いた」としか言わなかったが、篠田は早瀬が一気にスパートしたと手話で表現したシーンが忘れられないという。早瀬は離されてついて行けない選手の気持ちを上手く表現できたと振り返った。
早瀬さんがスタジオで手話実況を実演した。映像は2023年10月6日に行われたFIVBワールドカップバレーパリ五輪予選2023男子 日本×セルビアの試合。渡辺アナが音声実況した内容を手話通訳者が通訳し、早瀬は試合映像も見ながら手話で実況した。石川祐希選手は手話だと時間がかかってしまうので、早瀬が考えたサインネームを用いる。選手の気持ちを表情で表現することもあるという。実況には早瀬がアスリートだからこその視点が生かされていた。早瀬の手話実況を見たろう者から「選手に興味を持つようになり、推し選手ができた」と言われたのが嬉しかったという。早瀬は卓球やプロ野球など様々なスポーツを手話で実況。印象に残ったシーンを聞かれると、卓球の張本智和選手と答えた。張本は相手に得点されても悔しい顔をせず、称える表情を見せる。本人に会った際に伝えたら、気づいてもらえて嬉しいですと言われたという。岡山放送では2024年2月に行われた「第76回香川丸亀国際ハーフマラソン」を早瀬の手話実況で放送。早瀬は事前にコースを走って熟知していた。実況は「差が開いた」としか言わなかったが、篠田は早瀬が一気にスパートしたと手話で表現したシーンが忘れられないという。早瀬は離されてついて行けない選手の気持ちを上手く表現できたと振り返った。
