アドベンチャーワールドがきのう、飼育中のパンダ4頭をことし6月に中国へ返還すると発表した。これにより日本からパンダが1頭もいなくなるゼロパンダの可能性が急浮上した。上野動物園の2頭の返還期限は来年2月で、期限の延長がなければ日本のパンダはゼロになる。アドベンチャーワールドではことし8月に中国との契約期間が満了となることから協議を進めてきたが、その結果高齢のパンダが安心して暮らせる中国で過ごすことが望ましいと判断し、また娘3頭のパートナーを探すことが望ましいとして返還を決断したとのこと。ジャイアントパンダが初来日したのは1972年で、日中国交正常化を記念して上野動物園に2頭がやってきた。現在上野動物園では4年前に誕生した双子のパンダが元気に成長している。6月に4頭が返還されると日本に残るのは上野動物園の2頭だけとなる。上野動物園も返還期限が来年2月のため延長がなければ日本からパンダがいなくなるが、専門家はパンダがいなくなる可能性はあるが期間は短いなどと分析する。現在茨城県や仙台市がジャイアントパンダの誘致に乗り出しているが、来日がいつ決定するかは不明。
住所: 東京都台東区上野公園9-83
URL: http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
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