ことしの春の全国交通安全運動は、子どもの交通安全や歩行者保護の徹底、それに自転車用ヘルメットの着用などを重点目標に掲げ、先月6日から15日まで行われた。警察のまとめによると、この期間愛媛県内で起きた、けが人が出るなどした交通事故の数は49件で去年の運動期間中と比べて9件減った。一方で、期間中交通事故で死亡した人は去年と同じ1人だった。県内では、今年に入ってから死亡事故が相次いでいて、おとといまでの死者の数は17人で去年の同じ時期と比べて4人増えている。愛媛県警察本部交通企画課は「ドライバーの緊張感の緩みが事故につながるケースが多いのでハンドルを握る際には気を抜かずに安全運転を徹底してほしい」と話している。