愛媛県の山奥に移住したシングルマザーの樹果さんに話を聞いた。裸足で土を踏み、自力で田起こしをしていた。今は近所の人から米をもらっているが、ゆくゆくは米も自給自足を目指している。取材後に種籾を撒き発芽した。樹果さんは3人きょうだいの長女として生まれ、3歳のときに両親と土佐清水市に移住。9歳のときに両親が離婚し、母の誠子さんは3人を女手一つで育てた。自由に生きたいと樹果さんは18歳のときから弾き語りをしながら19か国を旅した。その後音楽活動で知り合った男性を交際し古民家で一緒に生活したが、子どもが欲しかったた樹果さんは子どもが欲しくなかったパートナーと別れた。新しい暮らしを求めて相談した仲間に愛媛県の山の中にある今暮らす家を紹介してもらった。結婚せずに知人との間に子どもをもうけ出産。選択的シングルマザーになることを決意した。高知県で暮らす誠子さんは樹果さんのもとを頻繁に訪れている。