静岡・掛川市には200年以上木桶で醤油を作り続けている蔵元がある。醤油の味と香りと色は蔵癖によって大きく影響が出るという。大桶は一般的に150年ほど持つと言われている。深谷さんの蔵の桶は100年以上経っていて、新しい桶の導入を考えていた。そんな折、深谷さんの醤油を是非使いたいと、ラーメン店から注文が舞い込み、大桶を一つ増やすことにした。
桶店3代目店主の青島和人さんは元々小さい桶を手掛けていたが18年ほど前、大阪の大桶職人のもとへ教えを請いに行き以来、大桶も作るようになった。合わせ目の角度を決める工程は大きいだけに均等に削るのは至難の業だ。たがは京都から仕入れた約15mの真竹で、2人ではめていく。内側は光沢を帯びるほど滑らかにするという。
桶店3代目店主の青島和人さんは元々小さい桶を手掛けていたが18年ほど前、大阪の大桶職人のもとへ教えを請いに行き以来、大桶も作るようになった。合わせ目の角度を決める工程は大きいだけに均等に削るのは至難の業だ。たがは京都から仕入れた約15mの真竹で、2人ではめていく。内側は光沢を帯びるほど滑らかにするという。