戦前や戦時中、天皇の御真影や教育勅語を収めていた奉安庫と呼ばれる金庫が東京目黒区の小学校に残されていたことが分かった。奉安庫は戦前や戦時中、各地の学校で天皇皇后の肖像写真、御真影と教育勅語が収められ、戦後、GHQの指令で多くが撤去された。しかし、目黒区立原町小学校ではその後も通常の金庫として使われ残されていた。奉安庫だと分かったのはことし3月、学校を訪れた研究員が金庫の扉を開いたことがきっかけだった。小学校に残されていた別の資料と照らし合わせるなどした結果、奉安庫と確認されたという。奉安庫は文京区や台東区でも見つかっているが目黒区では初めてで、あすから区の歴史資料館で一般公開される。