7月5日土曜午後3時から放送の「THE MUSIC DAY」。テーマは「わたしの歌」。草なぎ剛にもかけがえのない「わたしの歌」があった。2018年に天国へと旅立った人生の恩人でもある俳優・大杉漣さんとの歌だった。2人は2013年、舞台「二都物語」で共演。草なぎが驚いたのは、舞台稽古の待ち時間にギターを弾く漣さんの姿。人としてあるがままに過ごす姿がかっこよかったと草なぎはすぐにギターを始めた。以来、2人が共演した時は撮影の合間に自由気ままに演奏を楽しんだ。草なぎは「漣さんは自分にとって父親のようでもあり友達のような存在」と語った。2016年にSMAPが解散。漣さんは草なぎを励ますために斉藤和義のLIVEに誘った。その時、草なぎの心を癒やした楽曲は「歌うたいのバラッド」。草なぎ剛のわたしの歌は「歌うたいのバラッド」。草なぎは漣さんの勧めで斉藤と連絡先を交換。新たな縁を繋いでくれた。しかし、別れは突然やって来た。草なぎは大好きな大杉さんへの思いを弔事に込め、「僕はやっぱりまた漣さんとお芝居したい」などと述べた。漣さんが生前愛用していたギターを形見として譲り受けた草なぎが「歌うたいのバラッド」で好きな歌詞は、今日だってあなたを思いながら歌うたいは唄うよ。来週土曜日、草なぎは斉藤和義と「歌うたいのバラッド」を天国の大杉漣さんに届ける。