カニが旬を迎えている。石川・加能ガニ、鳥取・松葉ガニ、福井・越前ガニなどのブランドガニが競争を繰り広げている。先月には初競りで「越前ガニ」の最高級ブランド「極」が1匹260万円で取引された。新たに新潟県が薦めてきたブランドガニが「越後本ズワイ」。重さは800g以上、一定以上の身入りがあり、色つや、出荷時に生きているなどの基準をクリアしたカニだけが認定される。認定されるのは100匹に1匹程度。新潟漁協山北支所はズワイガニ水揚げ量が県内1位。測定作業が行われ、基準をクリアしたカニにはタグがつけられる。先月8日には10匹が認定された。競りでは地元の仲買人が10匹をまとめ買い。最高値は1キロ1万2300円だった。越後本ズワイがブランドされてから6年、価格は上昇している。新潟市内のカニ専門店「カニカニランド」には先月28日、越後本ズワイが3匹入荷された。