元農水省職員で日本国際学園大学教授・荒幡さんに話を伺う。今コメの価格が高騰している理由に一部の新規参入業者が抱え込んでいることが指摘されている。今回の備蓄米放出を受け、抱え込んだコメを売るか売らないかで価格が変わってくるという。売らない場合も21万トンが放出するのに変わりはないため、価格は下がるとみられる。安くなる時期について荒幡さんは「若干のタイムラグがあるが、例えば3月末に放出するとなると1ヶ月ほど遅れて4月か連休明けごろにようやく消費者が実感できる価格になると思う。価格は予測しづらいが、1割ほど下がる程度かなと思う」などと話した。続いて抱え込んでいた業者がすぐに売った場合について「明らかに市場に出る量が増えるので、さらに下げ圧力が強くなる。3,500円を切るくらいになれば…と思うが予測しづらい」などと話した。