日本では20代女性の5人に1人が低体重とされていて、先進国の中でも特に高い割合となっている。若い女性の痩せすぎや栄養不足は骨密度の低下や不妊などの可能性がある。そのため日本肥満学会は昨日、「女性の低体重/低栄養症候群」を新症候群とするワーキンググループを立ち上げ、今後診断の基準や治療法を確立するための研究などを進めていくと発表した。日本肥満学会は背景として、SNSやメディアの影響で「痩せていることが美しい」という価値観が浸透していることや、貧困による食事不足など社会的な要因があると指摘している。