コメの価格に関して新米の価格についてや店頭販売価格について折笠俊輔さんが解説。生産者団体がコメの生産者に聞き取ったアンケートでは今年の新米の販売価格について去年にくらべ上昇するとの回答が約72%だった。折笠さんは新米の5キロの販売価格は3500~4000円と予想。スーパーのコメの販売価格は下がっている兆しがある。その中でスポット取引に変化があるという。スポット取引とは、卸売業者間で単発でやり取りすることで通常は余ったものが流れることが多かったが、令和6年産はコメの取り合いになり価格高騰につながっていた。しかし随意契約により備蓄米が出てきたことで相場が下がりつつありスーパー販売価格が下がる予兆が出てきている。そんな中、小泉農水大臣は備蓄米が底をついた場合は緊急輸入も視野にいれると発言。折笠さんは、まだ備蓄米がまわりきっておらず、市場に出回っていないコメを「早く出して」というメッセージもこめた発言だとみられるとコメント。備蓄米が底をつく可能性については、年間コメ消費量が約700万トンこれを1年でわったところ1か月のコメ消費量が約58万トン、折笠さんによるとスーパーなどには約38万トン、飲食店などに約20万トンいきわたるとのことで、単純計算で約1.6か月分ぐらいの量。しかし銘柄米を購入している人やブレンド米にしているものなどを考えると今だしている備蓄米で新米までつなげられるとみられる。
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