日銀の植田総裁は就任後初のテレビインタビューに応じた。就任から八ヶ月を振り返り最低限のことはできたと感じたというが海外の中銀総裁や制作担当者と金融や経済の話を半時間でもできる環境にいられたのは充実感があったという。多忙な日々を乗り越える秘訣は野菜を山の様に食べストレッチをおこなっているという。物価上昇が長期化し、家計の負担が増している中でも金融緩和を続ける理由については緩やかな2%くらいのインフレが持続していく姿は実現していくかについては今ひとつ自信がなく金融緩和を維持していると答えた。日銀は賃金上昇を伴った2%の物価上昇を目標に達成できる見通しが建てば金融政策転換する方針だという。植田総裁は今後の政策判断のポイントに来年の春の賃金改定の賃金の動きがサービス価格にどう反映されていくかだと答えた。そのタイミングについては来年の春闘では3月中寿には大企業の集中回答日があり、その後は中小企業となる。中小企業の賃上げをどのタイミングで見極めるかについては完全に中小企業の賃金データが出ていなくても他の中小企業に関する指標が上手く好循環を生み出せばある程度前もっての判断ができるかと思うと答えた。また来年の金融政策については転換するかについては可能性はあるとした。