日銀がマイナス金利政策の解除を決断し、三菱UFJ、三井住友は普通預金の金利を引き上げると発表。みずほ銀行は検討中だという。小林俊介氏は金利の上昇によって、企業、家計には負担増と説明した。過去を振り返ると、日銀は利上げする度に短期間で挫折したが、当時はインフレ率、賃金上昇率は0%台で、小林氏は「背伸びした利上げだった」と話す。今回は名目成長率が5.7%、消費者物価指数が3.2%と、賃金上昇にとっては追い風と言えるという。ただ、行き過ぎた円安にはリスクがある。滝田洋一氏は今回のマイナス金利解除は金融政策決定会合で全会一致で決まったわけではなく、中村審議委員は反対だったと説明。会合のメンバーにメーカー、消費者出身を招聘するべきだという。