植田総裁について渡辺さんは「大先輩なので点数つけるのはできないんですけど、不連続な変化はつくらないとおっしゃっている。マーケットを驚かせることはしない。実際に行う政策も不連続なものはしないと。前の黒田総裁と比べレジームチェンジを強調した。政策のスタイルが大きく変わってきている。個人的に思うのは日本は難しい問題を抱えているので連続的に物事を変化させていくなかでいい日本ができるかというとそうではないと思う。そこは不連続な変化が必要だと思うので2年目以降の植田総裁の手腕に期待したい」などと述べた。門田さんは中国地銀の不良債権について「構造的に金融危機以降、不動産問題への対処が課題。景気を押し下げる。中国の問題がまだ長引いている。人口動態の影響もあるので景気の厳しさも意識される。足元では持ち直しの兆しもあり、こういったものが世界経済にどう波及するか注目。政治的に欧米のような不動産のクラッシュは容認しにくい、時間をかけて処理していくことになる」などと述べた。