今日の経済視点。木野内栄治さんは「株式需給の転換点」。先週、5兆円程度の配当が支払われた。ファンドはそれを再投資に回す。バリュー株の堅調さは一時的なこと。今週は欧米の新下期入り。資金が入りやすいが一時的。来週は多くのETF上場投資信託が分配金を支払う。しかし分配金の多くは日銀にはいる。分配金の捻出のために1兆円以上の株式や先物を売る。株式の需給の今週は好需給、来週は悪需給という転換点。木野内さんは「7月22日にAIの半導体を組み込んだAIサーバーの企業がガイダンスを引き上げるかどうかの焦点がくる」等と話した。山本さんは「円安デフレ?」。円安は輸入物価を押し上げてインフレ的。しかし、円安が行き過ぎるとインフレが加速してしまい実質賃金が下がる、賃金の上昇が追い付かない。消費を押し下げて景気が落ちすぎになりデフレとなる。円安になればなるほどGDPや株にとってはポジティブではなくなって来ている。海外の投資家は円安をネガティブと思い始めている。インフラを抑制するために利上げをすればよいのか。山本さんは「消費が更に押し下げられて景気は悪くなる。金融政策では対応が難しくなる」などと述べた。