ことしも夏の全国高校野球の地方大会が各地で始まる。最も早い開幕は今月22日。このうち西東京大会には特別支援学校の野球部が単独で出場することになった。特別支援学校の単独チームとしての出場は全国でも例がなく、史上初めて。大会に出場するのは青鳥特別支援学校の野球部。部員は12人。全員、軽度の知的障害がある。キャプテン・白子悠樹選手の憧れの選手はヤクルト・村上宗隆選手だという。3年前に赴任し、部を創設した久保田浩司監督は硬球は危ないのではないかと指摘する声が上がり、まずは学校を説得。大会出場に必要な都の高野連への加盟が認められたときには赴任から2年が経っていた。ことし新たに1年生6人が入部し、部員が12人に増えたことから、都の高野連に単独での出場が認められた。あさってには組み合わせ抽せん会が行われ、対戦相手が決まり、大会は来月6日開幕。