14日のニューヨーク株式市場でダウ平均が続落した。要因の一つはヨーロッパの政局不安で、投資家がリスク回避の姿勢を構えたことで株価指数が軒並み下落していて、米国株にも売りが波及した。日経平均は具体的な材料待ちの時間帯がしばらく続くか。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩氏は「今年度の企業が出している業績予想はかなり控えめで、海外投資家が日本株を積極的に買う材料になりにくい」などと話した。もっとも、日本企業がこの時期に示す業績見通しは保守的で、市場では今後の株価上昇を期待する声も上がっている。