きょうの株の見通しについて朝日ライフアセットマネジメント・武重佳宏の解説。日経平均の予想レンジは5万7500円~5万8100円。イラン情勢は緊張緩和の兆しが見られず、中東原油への依存度が高い日本への影響も懸念される。日本株は昨日の下落でイラン情勢の悪化を一旦織り込んだとみられ、アメリカの主要指数がハイテク株の反発によって下げ渋って返ってきたことなどから本日の日本株はやや軟調ながらも下落幅は限定されると想定される。注目ポイントは「バリュー株×成長投資=高パフォーマンス」。アメリカ株は去年相場を牽引した情報通信関連の大型株が軟調なことを背景に、去年上位だったグロースやモメンタムが下位に沈み、ファクターの傾向が去年と逆になる一方、日本では引き続きバリューがトップで去年と同じ傾向が続いている。高市政権の責任ある積極財政への期待や来季の外需製造業の業績回復期待などもバリュー株の上昇を支えている。引き続き東証の要請などを背景とした資本効率改善への期待がベースにあるとみている。ここ数年は自社株買いや配当方針の見直しなど株主還元策が注目されたが、今後は設備投資や研究開発などの成長投資への資本配分が注目される。2026年のパフォーマンス比較によると、売上高に対する設備投資や研究開発費が大きいグループのパフォーマンスが高く、投資家が成長投資を積極的に行う企業を評価していることがうかがえる。低PBRかつ設備投資・研究開発費が大きいグループのパフォーマンスが最も高くなっており、今後もこの傾向が続くと考えられる。
