ことしの春闘について、経団連は従業員500人以上の大手企業を対象に妥結結果を調べ、きのう最終的な集計結果を公表した。それによると、定期昇給にベースアップを加えた月額賃金の引き上げ額は平均で1万9210円で、去年の最終集計を5848円上回った。また賃上げ率は5.58%で去年と比べて1.59ポイント上昇し、1991年以来33年ぶりに5%を超えた。経団連の新田秀司労働政策本部長は「非常に高い水準と受け止めている。この流れを来年も継続し、構造的な賃金引き上げの実現につなげていくことが大事なことだ」と述べた。