北海道・月形刑務所。重田和彦さんは10代の頃から服役を繰り返し、人生の半分以上を刑務所で過ごしてきた。刑務所内で採用面接を受け、長原社長の運送会社で宅配ドライバーとして働くことになった。受刑者の半数は再び刑務所に戻る。重田さんは刑務所内で罪と向き合う時間は限られていたと話す。定職に就かず、金がなくなれば詐欺を繰り返していた。刑務所での生活が長くなり、社会で人とうまくコミュニケーションが取れなくなっていった。早く一人前になるため、家に帰ると配達ルートを復習している。受刑者が塀の中に戻らぬよう刑務所は拘禁刑を導入。受刑者の特性に合わせ社会復帰のための指導を行う。札幌刑務所では当事者研究という取り組みが始まっている。
住所: 北海道樺戸郡月形町1011
