小石川植物園の大学院生がヨウラクランの受粉の仕組みを解明。砂川勇太さんは不眠不休で26時間観察し、タマバエが受粉のを手伝っていることを発見し撮影にも成功した。世界全体で2万8000種が分布しているランは、9割近くはどのように受粉が行われているか不明だと言われている。東京大学・川北教授は「貴重なランの繁殖にもつながる可能性がある」と話す。去年9月、砂川さんはラン研究で世界的に知られるコスタリカのランケスター植物園を訪れている。また小石川植物園には牧野富太郎博士が描いたヨウラクランのスケッチも残されている。