東京大学・本郷キャンパスで授業料値上げの撤回を求める学生たち。藤井輝夫総長との総長対話を前に反対の声を上げた。オンライン形式で行われた藤井総長と在学生との総長対話では、藤井総長がおよそ20年、据え置いてきた年間の授業料について、国が定める上限まで10万円余りの引き上げを検討していると明らかにした。国からの運営費交付金の減少などが主な理由で、増収分は教育環境の充実に充てるとしている。また、授業料免除の対象を、世帯年収600万円以下に拡充するといった支援策も示した。東京大学では学生から出た意見も踏まえさらに検討していくとしている。