昨日の日経平均株価は、円安の進行を受けて取引開始直後から幅広い銘柄に買い注文が入り、一時600円以上値上がりして3万6200円台をつけて、取引時間中のバブル後最高値を2日ぶりに更新した。しかしその後は上げ幅を急速に縮めて下落し、終値は前日比141円安の3万5477円だった。きっかけの1つとみられるのが、中国・上海証券取引所が日経平均株価連動型の上場投資信託の売買を一時停止したことだという。日本株人気が過熱したことで、流通市場における取引価格がETFの基準価格を大幅に上回り、投資家が重大な損失を受ける可能性があると判断されたとのこと。専門家は日本企業が効率よく稼ぐスタイルに変わってきていることが国内外の投資家に知れ渡り、日本株の再評価につながっているなどと分析。年末には4万2000円ぐらいまで上がるのではなどと述べた。