柳原義達は1910年神戸生まれ。中学時代から日本画を学び、ブールデルの騎馬像に感銘して彫刻家を志した。東京美術学校に進学し、高村光太郎や清水多嘉示に私淑。招集により入隊となる日に終戦を迎えた。火災によりほとんどの作品を焼失。フランス現代美術展で自らの遅れを痛感し、43歳でパリに留学。リシェやジャコメッティと交流し、人間はそこに立つことによって生命の本質を示すとの考えに至った。自宅で鳩を飼育してデッサンを繰り返し、ブロンズ像を制作。果して鑑定やいかに?
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