最低賃金から見る雇用政策について、東京大学の渡辺氏は最低賃金は今年全国平均1000円になったが、同時に総理は8月末時点で30年代半ばまでに1500円に引き上げていくと表明している。このこと自体は追い風になっている。全般的に賃上げを下支えしていくんじゃないかと思われる。賃金と物価の好循環についても良い条件になっていくんじゃないかなどと話した。最低賃金をある意味強引に引き上げようとしているので、そうした施策を行うとどうしてもそれについていけない企業も出てきてしまう。実証研究の結果を見る限り、日本全体として雇用の縮小が起きることにはならないと思うなどと話した。東海東京調査センター仙石氏は「大納会で誰が鐘を鳴らすのかということが毎年の恒例になっているが、今年は3月にWBCを優勝に導いた栗山前監督が鳴らすと決まっている」などと話した。