防衛省に「統合作戦司令部」が発足した。統合作戦司令部は240人体制で陸海空の約22万人の自衛隊員を一元的に指揮する。指揮できるのは平時の警戒監視・災害派遣・在外邦人などの保護・弾道ミサイルへの対処・有事の際の防衛任務など。これまでは統合幕僚長が防衛相や首相を補佐・助言し、実働部隊も指揮する一人二役を担っていた。これからは統合作戦司令官が実働部隊を指揮することになる。河野氏は「統合幕僚長という役職が2006年に誕生した時から統合作戦司令部発足の話はあった。ただ人材や施設の問題などから結論が出ずにいた。ようやく実現した形」などと話した。
統合作戦司令部発足のきっかけは東日本大震災。当時は発災してから統合任務部隊編成に3日を要した。人命救助においては3日が経つと生存率が大幅に低下する傾向があり、即応出来ればもっと多くの命を救えた可能性もあったという。今後は既存の部隊を指揮するだけで災害対応に着手できるようになる。また米軍との連携強化にもつながるとみられている。ただ米メディアによると、今月中旬にトランプ大統領は経費削減として「在日米軍の強化計画を中止する可能性がある」と話した。去年7月にバイデン政権は統合作戦司令部発足に合わせて在日米軍司令部を再構築する方針を述べており、トランプ氏の発言で先行きが不透明になっているとのこと。河野氏は「軍の命令系統はシンプルが良いと思う。統合作戦司令部がハワイの拠点と直接やり取りできる形になればそれほど懸念にはならないのではないか」などと話した。カズレーザーさんは「統合幕僚長と統合作戦司令部で意見の相違が起きたらどうなるのか」などと質問。河野氏は「統合幕僚長と統合作戦司令部は常に連携を取り、共同作業で支えていくことになる」などと話した。
統合作戦司令部発足のきっかけは東日本大震災。当時は発災してから統合任務部隊編成に3日を要した。人命救助においては3日が経つと生存率が大幅に低下する傾向があり、即応出来ればもっと多くの命を救えた可能性もあったという。今後は既存の部隊を指揮するだけで災害対応に着手できるようになる。また米軍との連携強化にもつながるとみられている。ただ米メディアによると、今月中旬にトランプ大統領は経費削減として「在日米軍の強化計画を中止する可能性がある」と話した。去年7月にバイデン政権は統合作戦司令部発足に合わせて在日米軍司令部を再構築する方針を述べており、トランプ氏の発言で先行きが不透明になっているとのこと。河野氏は「軍の命令系統はシンプルが良いと思う。統合作戦司令部がハワイの拠点と直接やり取りできる形になればそれほど懸念にはならないのではないか」などと話した。カズレーザーさんは「統合幕僚長と統合作戦司令部で意見の相違が起きたらどうなるのか」などと質問。河野氏は「統合幕僚長と統合作戦司令部は常に連携を取り、共同作業で支えていくことになる」などと話した。