「Luup」がきょう発表した電動キックボードと電動アシスト自転車に次ぐ第三の車種「電動シートボード」。カゴと座席が付き安定して走行が可能なことから、利用者の年齢層を広げる狙いがある。一方、すでに若者を中心に利用者が増えている電動キックボードを巡っては問題も起きている。利用者の中には1台に2人で乗ったり、イヤホンをつけて走行したりと違反走行をする人の姿が。道交法が改正されたことで利用件数は1年で約5倍に増えたというが、それにあわせて違反の数も増加していることが社会問題となっている。現行の道交法の中で求められる対策について専門家は「違反している割には検挙数が少なく、見逃されているケースが多い。きちんと取り締まりをして罰則を強化することが必要。販売側も最高速度とコースなど、ルールとセットで販売する必要がある」と話す。企業の対応が求められる中「Luup」が導入したのは新たな運用制度。専用アプリに「LUUP」の違反情報が反映され、違反点数が加算されていくというもの。一定の点数に達するとアカウントが凍結し、利用できない仕組み。岡井社長は「使ってもらっているユーザーだが、そういう人から売り上げる必要はないと思うので、ちゃんと乗ってもらっている人がより使いやすくする、それでも違反を繰り返す方はLUUPのサービスからでていってもらうのが重要」と話す。