戦国時代の終わりから江戸時代にかけて造られた近世城郭は日本各地に点在。その大きな特徴は石垣・瓦ぶき・天守だ。元々、日本の城はこのような姿とは異なるものだった。戦国時代の終わりまでは自然の山を削って築く土の城が一般的だった。石は用いず堀や土塁で守りを固めていた。建物や門に葺かれていたのは瓦ではなく手間のかからない板。天守のような高層建築もなかった。土の城から近世城郭に大きな変革をもたらしたとされる城が安土城。信長公記によれば1576年に築城を始め、完成には6年の歳月を要したとされている。羽柴秀吉や丹羽長秀など名だたる家臣団が築城に参加。石垣・瓦ぶき・天守の3つの様子を初めて備えたとされる姿は「天下無双」と記されている。
住所: 島根県松江市殿町1-5
URL: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
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