国税庁の「民間給与実態統計」によると、民間企業で働く人の去年1年間の平均給与は478万円で、4年連続の増加となった。1949年の統計開始以降、過去最高で、最低賃金の引き上げなどが背景にあるとみられるという。業態別の平均給与では、「電気・ガス・熱供給・水道業」が832万円で最も高く、最も低いのは「宿泊業・飲食サービス業」の279万円だった。後藤先生は「過去最高というのは明るいことだが、世界で言うと過去最高を更新しているのは当たり前。ようやくそういうのに並びつつある。賃上げも業種によって偏りがあったり、若い世代とか人手不足のところは賃上げがすごいが40~50代は鈍かったりというのがあるので幅広く賃上げの波が広がるか注目したいところ」などと述べた。