きのうも全国的に猛烈な暑さとなった。猛暑続きで心配されるのが秋に収穫されるコメ。農家からは不安の声が出ている。千葉県成田市の小泉ファームでは現状、稲の生育は順調。小泉輝夫は「実を作る時期に入る時に水が適切にないとストレスになってきちんとした実にならない」などと話した。思い起こされるのは2023年、新潟県などを襲った干ばつ。この年は収穫量の減少や品質の低下に見舞われた。5日間雨が降っていない千葉県の田んぼでも、水が不足し土に亀裂が入り始めていた。コメの価格が高騰する中、安定した収穫が求められる。気象庁が発表した3か月予報によると、10月にかけて全国的に気温の高い状態が続く可能性が高く、残暑が長引く見通し。
